2019年度第1回 北海道歯科技工技術研修会

日時 / 2019・7・27(土)   受付12:00/開会12:30~17:30

会場/TKP札幌ホワイトビルカンファレンスセンター

札幌市中央区北4条西7丁目1-5 NCO札幌ホワイトビル2階 TEL:011-600-2617

講 演Ⅰ(12:40~13:40)

「歯科技工業界の現状と将来の展望」                                                                                                                           公益社団法人北海道歯科技工士会 副会長    戸島 和之

【抄録】

これから歯科技工士として活躍する皆様や、現在すでに活躍されている若年層の歯科技工士の皆様を対象に、近年の歯科技工業界の現状と将来の展望についてその環境、歯科技工士法を基とするコンプライアンス、歯科技工経済の源となる歯科診療報酬「製作技術点数」の仕組み等を交え、理解を深めて頂き、歯科技工士としてのスキルアップへ繋がる様説明致します。

また、「歯科技工士自信が自己研鑚を重ね、歯科技工士自身の力で環境整備や社会的地位の向上を目指す意識を持つべきだと」とする歯科技工士会の活動と成果を解説し、組織活動の必要性を理解して頂きたいと思います。

 

講 演 Ⅱ(13:50~15:20)

「就職活動におけるマナーや心構え」                                                                                                                           plusM(プラスエム)長谷川久美子

【プロフィール】

岩見沢市出身。

札幌市内の建設会社に入社し、総務課で来客の対応などを担当。

その後、ホテルでの結婚式、式典、パーティーなどの司会者となり、多くの人と接する中でマナーの大切さを実感し、日本礼法教授資格を取得。平成10年よりNTTエスパス研修部の講師として多くの企業の研修に携わる。平成14年より、平成22年まで日本電信電話ユーザ協会電話対応コンクール北海道大会審査員を務める。

アンガーマネジメント、コミュニケーション、ハラスメント、指導力向上、リーダー育成など、新入社員から管理職まで様々な研修や講演を行っている。

【抄録】

仕事ができて感じが良い。そんな人材が求められています。

仕事ができることはもちろん重要ですが、それだけでは通用しないのも現実です。

第一印象は数秒で決まると言われています。

就職活動の中での面接シーンも同様で、面接官と最初の数秒がその面接の行方を左右するかもしれません。

面接では話の内容と同じくらいマナーが見られています。

仕事を行ううえでのマナーが身についているかを企業は見たいのです。

基本のマナー、つまり当たり前のことがきちんとできているかどうかで、印象はまったく違ってきます。

印象度アップにつながる訪問、面接での基本マナーや信頼を届ける姿勢、視線の置き方、話の聞き方を確認します。

就職活動は社会人へとつながる過程であり、就職活動における心構えは、社会人となるための心構えでもあります。企業が求める『人材』を目指します。

 

講 演 Ⅲ(15:30~17:00)

「硬質レジン前装冠製作におけるおさえておきたいBasic&Advance Technique」                                                   Dental Lab Benefit Technology  中村 悠介

【略歴】

2002年 日本大学歯学部附属歯科技工士専門学校卒業

2003年 マスターセラミストスクール デイコース2期修了

有限会社グランツテクニカ入社

2011年 医療法人社団幸友会中野デンタルクリニック勤務

2014年 にしむら塾東京7期 修了

2015年 クワタカレッジシニアコース122期修了

2019年 Dental Lab Benefit Technology 開設

 

(所属)

・スタディーグループWAVE

・日本臨床歯科医学会 東京SJCD

・東京都歯科技工士会

・日本歯科技工士会

・日本顎咬合学会

・OJ正会員

【抄録】

前歯部補綴治療において硬質レジン前装冠は保険診療に適応しているため、現状の歯科治療では患者が選択する頻度が高い治療といえます。保険診療ではさまざまな要因で補綴物の製作方法が制限されることが多く、理想的な条件が整っていることは稀ではありますが、製作における基本と注意点を把握していないと臨床上対応に苦戦することにつながると考えております。今回、硬質レジン前装冠においての基礎知識と製作方法を、臨床例をふまえてお伝えします。参加された方々に、日々の臨床において一つでも役立つ情報になれば幸いです。