第４回社員総会報告

専務理事 扇 照幾

　平成２９年５月２０日（土）午後1時より北海道歯科技工士会館において、第４回社員総会が開催された。大江副議長の氏名点呼の後、代議員の過半数の出席がある旨が報告され、これを受けて清水議長から開会宣言が行われた。

議事録署名人には、函館歯科技工士会　白井正幸代議員、札幌歯科技工士会　簑谷秀之代議員を指名人に両名が指名され決定し、物故会員３名に対して冥福を祈り黙祷が捧げられた。

議長は議事運営委員会委員長報告を促し、会議冒頭に米澤議事運営委員長より、第４号議案の「理事及び監事選任承認の件」、第５号議案「理事重任及び監事選任の件」を報告事項終了後に行う旨と会議進行ついての説明と協力要請があった。

最初に八重樫会長から挨拶があり、「懸案とされる事の解決には時間が掛るが、これらは歯科技工士組織が一丸となって取り組まなければ一歩も前に進まない。この事を歯科技工士が理解し、組織に参加協力する事が必要不可欠である事を再認識しなければならない。また数年前より、歯科技工士を目指す若者が減少している要因として、少子化や「歯科技工士」という職業が、社会認知度が低い事も大きな要因であると考える。今後は生涯研修事業の充実と、一般公開講座でのかたちで研修事業を行いながら「歯科技工士」という、職業をアピールしていきたいと考えている。」と述べた。

続いて扇専務理事より平成２８年度の事業及び派遣役員資料を参照し、一般会務報告が行われた。

議案に入り、扇専務理事より「第１号議案　平成２８年度事業経過報告承認の件」が上程され、資料に沿って（生涯研修部・委託歯科技工部・広報部・総務部・財務部・法規部・就労対策部）について報告が行われた。併せて「第２号議案　平成２８年度会計収支決算承認の件」の上程を財務部の村上常務理事より資料を参照し当期における決算報告され、岡本監事より監事監査報告が行われた。第１号議案、第２号議案に対する質疑は無く、全会一致で承認された。第３号議案「名誉会員規程一部改正承認の件」について渋川副会長より議案説明があり、名誉会員規程の役員歴、年齢等、推薦基準の見直しについて説明が行われた。質疑はなく、採決を議場に諮り承認された。「その他」に入り、札幌歯科技工士会からの要望の回答がされた。学会、研修会の開催日程等に対する要望は、現在は内容、講師、開催日等については各ブロック担当の地域組織「生涯研修開催要望書」に基づき計画実施している。日曜日開催等の要望がある場合も、「生涯研修開催要望書」に具体的な内容等を明記と伴に、事前の打ち合わせが必要である事を説明した。また、著名な講師による技術的な研修会の開催、Certificatを授与出来るような研修会の開催を希望する件については、今後検討していくとの回答があった。

その後、日技生涯研修終了証書授与式が行われ、柳清三郎氏が代表して戸島副会長より終了証書を授与された。

協議事項に入り、「道技未来創造プランⅡ」について、組織拡充について、平成２９年度管理者講習会の開催について協議がおこなわれた。

報告事項に入り、執行部から「平成２９年度事業計画・予算について」、「平成２９年度事業日程（案）について」「日技指定教育研修事業について」、「平成２９年観桜会開催について」等、報告ならびに説明の後、質疑応答が行われた。

続いて第４号議案「理事及び監事選任の件」を議長より、川端監事を除く他の役員の任期満了に伴う役員選任が告げられ、議長は選挙管理委員会の太田桂吾委員長に選挙経過報告等について説明を求めた。太田委員長から理事７名、監事１名の立候補があり、いずれも定数を超えないため、役員選挙規定１６条により、候補者を当選者とする事が報告された。

議長はここで定款第１９条第３項の規定により、理事、監事候補者一人一人につき第１項の決議をする旨を告げた。政氏勲氏、八重樫新一氏、廣田高志氏、山本英樹氏、瀬川幸継氏、村上正芳氏、濱本範俊氏、監事に大澤孝氏を理事として承認する件の承認を求めたところ、満場異議なく承認された。

ここで議長の指名により、八重樫会長より第５号議案の提案理由が示され、平成２９年度第１回理事会において承認された、理事候補４名の重任および監事候補１名の選任の件を議場に諮りたい旨の議案説明があった。議長は候補者一人一人につき決議することを議場に諮り承認された。

議長が、堀江成達氏、長口睦好氏、戸島和之氏、扇照幾氏を理事重任として承認する件、狩野二三夫氏を監事に選任する件の承認を求めたところ満場異議なく可決承認し、現執行部を代表して八重樫会長より退任の挨拶があった。

その後、新理事者は別室において新役員により理事会が開催され、理事会決議により八重樫新一氏が会長に就任した。理事会終了後、社員総会会場へと戻った八重樫会長は、副会長に戸島副会長、山本副会長、扇専務理事の役員人事の理事会報告を発表し、新執行部を代表し、決意表明を述べ、代議員も拍手をもってこれに応えた。以上全ての審議を終え第４回社員総会が終了した。