『新任のあいさつ』

公益社団法人 北海道歯科技工士会
会長 八重樫 新一

 日頃より本会運営にご理解ご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。

 先般、平成27年5月9日の第2回社員総会の決議により理事として承認され、その後理事会において会長として選任されました。その重責に「身」の引き締まる思いであります。

 前任の杉岡会長は、8年前に中長期総合計画、「道技未来創造プラン」のテーマとして掲げた、北海道における歯科技工士の懸案解決の社会的窓口である本会を如何なることにも対応できる組織にするためにハードとソフト両面で補強し、盤石な組織体制を構築されました。また、その間4年に亘り上部組織であります日技の役員も兼務されての事業推進でしたので、その厳しい状況の中での会務執行にあらためて敬意を表したいと思います。

 私が事業推進を行うにあたり、第2回社員総会においての活動方針にある

  1. 公益社団法人としての堅実な会務運営
  2. 地域歯科技工士会と連携した組織拡充の実行
  3. 歯科技工士の環境整備に向けた活動

 この3点の題目に添って活動を行っていきますが、その中でも「地域歯科技工士会と連携した組織拡充の実行」について、歯科技工士の懸案は歯科技工士が解決する原点に立ち返り、国家資格を有した歯科技工士として社会に貢献する義務を自負し、利己主義に走る事なく日々技術向上に向けて進まなければならないと考えております。その事を行うためには、歯科技工士会の会員として学術研修等に積極的に参加し自己研鑽を行うことが1番の近道と考えます。又、少子化により18歳人口が減少し、次世代の歯科技工士を目指す若者の減少が危惧されますが、現在この職業に携わり会員として活躍されている方たちが誇りと使命感・危機感を持ち組織増強を行う事が、最重要課題と考え「深謀遠慮」を心に刻み取り組んでいく所存であります。そのためには、地域歯科技工士会との連携を取り、「一致団結」して取り組む事が必要と考えております。今後においてご理解ご協力を切にお願い致します。

 今年は、「歯科技工士法制定並びに北海道歯科技工士会創立60周年」の節目であり、60年の歴史に思いを馳せ記念祝賀会を11月に行いたいと思います。「温故知新」を胸に当時たいへん苦労して本会を創立された先達の偉業に感謝し組織の更なる発展の年にしたいと思います。