公益社団法人北海道歯科技工士会主催
「‘15 歯科技工ガイダンス」報告

常務理事 西川圭吾

 平成27年7月21日(月)午後1時40分より4時30分まで、公益社団法人北海道歯科技工士会主催の「‘15歯科技工ガイダンス」が「札幌サンプラザ」において開催されました。

 この催しは、毎年7月下旬に道内歯科技工士養成校の就職希望者を対象に、就職試験に対するマナーや就職時に必要な心構えと、職業としての歯科技工について、経験者から提言などを講習しております。

 当日の会場は、初々しいリクルート姿の学生82名(歯科技工士養成機関3校)の活気にあふれる中、北海道歯科技工士会の八重樫会長の挨拶から始まり、基調講演では「歯科技工士会の役割」と題して戸島副会長が公益社団法人日本歯科技工士会の活動と本会への入会促進を丁寧に示説されました。

 次に、日本礼法会教授で数々の大手企業で研修講師として、ビジネスマナーの講演をされています高名な長谷川久美子氏より「就職に向けてのマナーと心構え」についての講演が行われました。ご自身の経歴等を交えて、緊張する学生をリラックスさせ、学生の立場に立った目線からの説得力のある、歯切れのよい説明をされました。さらに、3校が入り混じっての就職時の面接を想定した模擬練習を行うことで、学生にとって今後の就職活動に役立つ有意義で素晴らしい講演でした。

 最後に、株式会社札幌デンタル・ラボラトリーに勤務されています古田都彦氏による「歯科技工士のやりがいと今後の可能性について」と題して歯科技工士という職業の魅力、社会人としての必須項目について、そして自分の価値を高めるための方策等を噛み砕いてお話されました。古田講師は「一社会人として立派な歯科技工士に育てたい」という熱い思いを、経験を踏まえて、説得性のある、お話しであったため、言葉に重みがあり、心に響く講演でした。

 このガイダンス後の夏休みには会社見学が行われ、その後、就職活動が始まります。限られた短い時間のガイダンスではありましたが、学生の皆さんにとっては今後の就職活動や社会人としての資質を向上させる上でも、有意義な講演であったと思っております。毎年ですが、今回の企画で得られたことが、参加された学生の皆様にとって、実りあるものになることを祈念しております。

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