第156回 北海道歯科技工研修会
日時 /2019・7・13(土)
受付12:30/開会13:00~16:50
会場/岩見沢市コミュニティプラザ 岩見沢市有明町南1番地20 TEL:0126-25-8014
講演 『総義歯臨床 イメージを結果に繋げるラボワーク』
コンフォート入れ歯クリニック 総義歯治療専門歯科医師 松丸 悠一
【抄録】
その総義歯治療を成功させるにあたっては、全人的な高い技術が重要とされております。しかし、その一方で、ドグマ(独断的な説・主張・意見)が生じやすいといわれております。ここでわれわれ歯科医師・歯科技工士は客観性を欠く情報に振り回されやすい状況に注意し、その患者の健康と高い満足のために、術式に左右されない、ラボワークにおける診る目を養わなければいけません。
ではどのように診る目を養うか?それは正しいイメージ持つこと、そしてそのイメージと目の前のラボワークを常に照らしあわせ、検証する作業を怠らないことによって養われるのではないでしょうか。
そして持つべきイメージ、ここで私達は方向を間違ってはいけません。それは初診の患者さんが装着している旧義歯でもなければ、装着したばかりの新義歯でもなく、雑誌に載っている写真の義歯でも定かではありません。答えは口腔内で十分に機能している調整の終了した治療用義歯、本義歯にあります。
今回は治療用義歯を応用した臨床症例のラボワークを徹底して実際の口腔内と関連付け、その注意点をお話させていただきます。明日からの義歯製作に活かせる、結果と信頼に繋がるイメージを持っていただけるよう努力いたします。