2019年度 第1回北海道歯科技工技術研修会報告
理事 村上 珠緒
令和元年7月27日(土)にTKP札幌ホワイトビルカンファレンスセンターにおいて、「2019年度 第1回北海道歯科技工技術研修会」が開催されました。この催しは、来春卒業予定の学生を対象に歯科技工士会の役割・活動を周知していただくとともに、就職試験に対するマナーや就職時に必要な心構えと、北海道歯科技工士会の事業の一つである学術研修会を参加体験していただくという主旨で開催しました。
講演Ⅰでは、公益社団法人北海道歯科技工士会 副会長 戸島和之より「歯科技工業界の現状と将来の展望」と題しまして講演されました。その中では学生が抱いている将来の不安や悩みなどをスライドで説明し、問題点に対して歯科技工士会がどのように取り組んでいるのかをお話していただき、入会促進を丁寧に示説されました。
講演Ⅱでは、plusM(プラスエム)長谷川久美子先生より「就職活動におけるマナーや心構え」と題しましてご講演をいただきました。その中でコミュニケーションの取り方や、印象度アップにつながる面接試験での基本マナー、話の聞き方などをお話していただきました。
講演Ⅲでは、Dental Lab Benefit Technology 中村悠介先生より「硬質レジン前装冠製作におけるおさえておきたいBasic&Advance Technique」と題しましてご講演をいただきました。講演の中では硬質レジン前装冠においての基礎知識と製作方法を、臨床例をふまえて丁寧にお話していただきました。
今回の参加者は会員17名、未入会者1名、学生54名、合計72名でした。この研修会後の夏休みには会社見学が行われ、就職活動が始まります。限られた短い時間ではありましたが、参加された学生の皆様にとって、実りあるものになることを祈念しております。さらに来春卒業予定の学生の皆様・未入会者が一人でも多く歯科技工士会に入会し、次の世代を担っていただきたいと思います。